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古民家での断捨離:人形供養で学んだ物の価値

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暑くなったり寒くなったり、若いうちはあまり感じませんでしたが、最近は体にこたえますね。
脱いだり着たり忙しい毎日を過ごしています。

先日、仏壇の横の小さい押し入れを久しぶりに開けてみました。
上の段に古い照明器具の箱があってかなり埃まみれで汚ない…
「何かしら?」と思って開けてみると中からお雛様や市松人形が出てきました。
他の箱にはお道具や屏風が入っていて、かなり年季が入ってましたが、お顔はシミもなく綺麗でした。

母が大切に片付けていてくれていた様ですが、はてさてもう飾る事もないし、どうしたらいいのか母に相談しました。
母は「こんなに綺麗なのに」と言っていましたが、私達がいなくなった後、家と共にゴミの様に処分されるかもしれないと思うと忍びなく、2人で話し合った結果「人形供養」することになりました。

以前コケシを供養する際色々と調べたのですが、いい所がなく、以前花見で行ったあるお寺に人形堂があったのを思いだし問い合わせてみると「いつでもいいですよ」と心良いお返事をいただきました。

そして、先日天気が良かったので、そのお寺に母と2人で行きました。
もう紅葉も終わり、お掃除の方が枯れ葉を集めてらっしゃいました。

駐車場に車を停めて、人形の入った箱を一箱ずつ抱えて運びました。
雛人形の他に父の節句の兜やガラスケースの人形などもありましたので、何回か往復しました。
そんなに距離はないのですが、体力の無い私には大仕事。
息は切れるし、腕が痛いし、大変でした。

後で聞いたのですが、車で近くまで入れるそうです。
運び終えた後だったので、残念でした。

そして、お人形を一体ずつ並べて塔婆に「長い間ありがとう。お疲れ様でした。」と書き、線香を上げ、お坊さんにお経を上げていただきました。
とても優しいお坊さんで色々とお話をさせていただきました。
「自分の生活を支えてきた物何でもいいので、持ってきてください何でも供養しますよ」と言っておられました。
今までにも仏壇や写真など色々と供養されたようで、亡くなられた子供さんのランドセルをお炊き上げして、その灰を骨壷に入れられたお話を聞かせていただきました。


お坊さんと別れて帰る道々母と「良かったね」と話しながら帰りました。
只今家の中を断捨離中なのですが、私を取り囲む物に対して、しっかりと向き合い最後まで大切に使う大切さを感じました。
今後の私にとって何が必要なのか、日々考えて過ごしていきたいと思います。

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